部屋を片付ける。本を読む。

ヒヤシンスの球根を捨てる

10月上旬に球根を注文した。そこから冷蔵庫にいれっぱにしていて、1月も終わる頃にようやく救出して水栽培を開始した。本当は12月下旬にやるつもりだったが、部下が辞めるとキレてて年末年始真夜中の2時にLINEが飛び交ってる時代だった。会社の泥舟感がいよいよ香ばしく、精神が終わっていた。

水栽培については、学部の時に秘書さんがチューリップでやっていて良いなと思ってしばしば調べていた。やってみたかった。売場が分からなかったり、いつも気がつくときには球根の時期は終わっていたりと、準備するという行動が取れず、毎年土から上げて水栽培していた。

初年度は白いクロッカスをやった。100均のワインカラフェにおいて育てた。後年、このカラフェは割ってしまった。結露だらけの寒い窓際で、小さく咲いて可愛かった。

次はヒヤシンスにした。この年も土上げ。朝、窓から芳醇な香りが下に滝のように流れ落ちるのが見えるようだった。とても良い香りで、これは美しい生活だと思った。

今回は3度目のトライだった。球根の購入に成功した。初めての純然たる水栽培ができた。自分のコントロールが戻ってきたようだった(この時の一瞬だった)。大きい方が良いかと思って大球にしたが、思ったより大きかった。もっと小さいものでも良かった。香りはやや酸っぱいように感じた。育てが悪いのか、私の嗅覚が変わったのか、品種が違うのか。今年は品種も気をつけて見ようと思う。

小学生の時の自由研究で、野菜の端切れから再生させるという趣旨でやって、カビさせて終わったことがある。また、アボカドの種から育てるのも根腐れさせたこともあるし、雑貨屋で買ったペットボトルで育てるミントもカビさせてしまった。その経歴を考えると、1シーズンの水栽培は、ちゃんとできた感が得られて良いように思う。

 

2024.3.31追記

最初に買ったヒヤシンスは「カーネギー」という品種だったらしい。次はこの品種にしようかな。